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現光寺

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  • 海住山寺の南東およそ3キロに現光寺はあります。寺の起源や歴史についてはほとんど知られていません。しかし海住山寺の記録によれば、少なくとも1697年の再興以降、現存しています。第二次世界大戦以来現光寺を管理してきた海住山寺とは長いつながりがあります。現在、現光寺は無住ですが、国の重要文化財の仏像が祀られています。十一面観音坐像や、四天王も含まれています。普段は公開されていないため、見学客は、ホームページで確認し、展示の特別公開の機会に訪問してください。

    歴史

    現光寺の起源は、ほとんどわかっていません。この地域を立ち寄った僧侶の回顧録や周囲の寺院の歴史文書の中に確認することができます。例えば、江戸初期に雲松実道という名の学僧が、「十一面観音坐像」を参詣に訪れ、荒れ果てた本堂を見つけ再興を申し出ました。1681年、この地の主な名主などの賛同を得て、再興されました。雲松実道は、奈良の円照寺とのつながりも深く、現光寺は、円照寺とも歴史的に強い関係があったと考えられています。現光寺は海住山寺とも長いつながりがあり、また、皇族の尼僧の寺院とも密接な関わりがあります。

    宝物と芸術品

    収蔵庫には、現光寺の本尊・木造「十一面観音坐像」が祀られています。国の重要文化財に指定されています。表現特色から、鎌倉時代(1185-1333)後期の像立と考えられています。観音様の坐像は、全国にも数体しかなく、そのうちの一体になります。

    現光寺:「十一面観音坐像」

    現光寺の本尊は、「十一面観音坐像」です。「観音」は、世間全体に眼を向け、耳をかざし慈悲を持って我々を救ってくれる菩薩です。ここの観音は、重要文化財に指定されています。13世紀に造られたと考えられており、観音坐像は、全国でも数体しかないものの一体になります。寄木造りで高さは74cmあり、人目を引く中性的な優しさをもち、特にその美しさが讃えられています。中でも現光寺の観音はその眼が際立っています。より本物らしくするために、この木像の眼には、水晶がはめ込まれています。

    現光寺写真
  • 拝観時間 特別開帳時のみ
    拝観料 海住山寺へ
    TEL 海住山寺へ
    住所 〒619-1113 木津川市加茂町北山ノ上9

    アクセス

    JR関西線加茂駅より徒歩約20分。/タクシー約5分。

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